従業員を鎖でつないでおくメリットはいくつかある。たとえば、全国紙で経済面を二〇年近く担当している記者などは、こんなことを言っている。「以前は、企業についてそこの社員に取材しても、みんなとってつけたように広報と同じことしか言わなかった。取材するのに苦労していましたよ。最近はペラペラ喋ってくれるようになりましたが」転職する余地がなければ、自分の会社にとって都合の悪いことなど言わないだろう。乗っている船が沈んで困るのは自分自身だ(この話からは、囲い込みが崩れると同時に愛社精神が薄まっているのもよくわかる)。
[企業情報一覧]
兵庫県(神戸など)の転職・求人情報検索 - 転職のリクルートエージェント
http://www.r-agent.co.jp/kensaku/kinmuchi/hyogo/
福岡県(北九州、博多、久留米など)の転職・求人情報検索 - 転職のリクルートエージェント
http://www.r-agent.co.jp/kensaku/kinmuchi/fukuoka/
大阪府(堺など)の転職・求人情報検索 - 転職のリクルートエージェント
http://www.r-agent.co.jp/kensaku/kinmuchi/osaka/
他にも、人気のない地方支店に転勤させたり、本人の希望を無視して泥臭い仕事ばかりをやらせたり、もうやりたい放題だ(日本人に長くキャリア意識が芽生えなかった理由の一つだ)。赤字になりかけたら「自社製品現物支給でしのぐ」など、そんなことができるのは、先進国では日本くらいだろう。つまり、逃げ道をふさぐことで、企業の従業員に対する立場が圧倒的に強くなるのだ。これはまさに主君と家臣の関係に近い。「君が君たらずとも、臣は臣たるべし」日本企業の中間管理職のマネジメント能力がおしなべて低いのは、長い間そんなことをする必要がなかったからだとも言える。そして、このような関係に立ったうえで企業が手にすることができる大きなメリットがもう一つある。それは、労働の量そのものだ。